加賀友禅の手順を踏んで作られる本物の一品
本物の加賀友禅を手のひらに
加賀友禅の着物とまったく同じ工程を経て、一点一点を手描きによって制作しています。
図案づくりにはじまり、彩色、地染め、仕上げに至るまで、幾重もの工程を丁寧に積み重ねるため、一度に制作できるのはわずか16点。完成までには約3か月を要します。
こうして丁寧に生み出された作品には、プリントでは決して表現できない手仕事ならではの温もりと、本物だけが持つ奥深い美しさ、そして確かな存在感が宿ります。
草花や風景をモチーフにした多彩な図案をご用意しておりますので、お好みや季節に合わせてお選びいただけます。
毎日手にするカードケースだからこそ、気軽に本物の加賀友禅に触れ、その美しさや魅力を身近に感じていただけましたら幸いです。
ひと手間ごとに、想いを染めて美しく
ここに、カードケースをなぜ作ろうとう思ったのか、どうやって作るのかの導入の文章を書いて、加賀友禅に興味を持ってもらう入口にしたいと思います。
→制作過程へ誘う
「手描きカードケース」デザインご紹介
紫の地色に、雪花文と草花を散らすことで、静けさの中にも華やかなさが感じられるデザインです。
古来より親しまれた「牡丹に蝶」の図案は、成長や、長寿、喜びの象徴とされていますので、贈り物にも最適です。
※季節の移ろい順と考えると、「雪花文」→「こぶし」→「牡丹と蝶」→「もうひとつ何か」の順番はいかがでしょうか?
こぶしは古来より「春を告げる花」とされています。長い冬が終わり、心弾むこぶしの花を澄み渡る春の空に描きました。
キャンプに行ったときに出会った、夜空に広がる美しい天の川の感動をそのまま形にしました。おかげさまで、とても人気がございます。
輪島の「白米千枚田」が夕日に染まる風景を写し取りました。幾何学模様の水田と茜色のコントラストは胸に迫る美しさです。
下絵から彩色、仕上げまで、加賀友禅の主な工程をご紹介
1. 図案作成
伝統的な文様もあれば、作家自身が日常の中で目に留まった風景や草花をスケッチし、図案に落とし込んでいきます。
2. 生地の仮仕立て
白生地を最終形に仮仕立てし、完成時に模様が美しく配置されるよう、あらかじめ用意しておきます。
3. 下絵描き
「⻘花(あおばな)」と呼ばれる露草の汁を使い、図案を⽩⽣地に写します。⻘花は後で⽔洗いすると消える、繊細な下絵です。
4. 糊置き(いとめのり)
下絵の線に沿って細い糊を置きます。この糊が染料のにじみを防ぎ輪郭を美しく保つので、非常に神経を使う工程で、熟練の技が必要です。
5. 彩⾊
⼀⾊ずつ丁寧に染めます。加賀五彩(臙脂‧藍‧⻩⼟‧草‧古代紫)を基調に、外ぼかしや虫食いなど様々な技法を使います。
6. 下蒸し
模様の部分に彩⾊した染料を、白生地に定着させるために蒸します。季節や天候、絹の状態、染料の種類を考慮して温度や時間を調整します。
7. 中埋め(糊伏せ)
彩⾊した模様を糊で覆います。地染めで地⾊が模様に⼊らないよう保護するためです。輪郭を崩さず塗り残しなく塗る高度な技が必要です。
8. 地染め
全体の地色を刷毛で均一に染め上げます。色ムラを防ぎながら広い面を一気に染めるため、高い技術と経験が求められる工程です。
9. 本蒸し
再び蒸します。水蒸気により染料が繊維に浸透し、熱で染料と絹のタンパク質が結合して、染料がしっかり定着します。
10. ⽔洗い(友禅流し)
糊や余分な染料を流⽔で洗い流します。昔は川で反物を洗う「友禅流し」が冬の⾦沢の⾵物詩として見られました。
11. 乾燥
水洗いの後、ゆっくり乾燥させます。絹の風合いを損なわず、美しい発色としなやかな質感を保つため、細やかな管理が必要な工程です。
12. 仕立て
染め上がった生地を、図案毎に丁寧ん縫い合わせてカードケースの形に完成させます。最後に検品をして出来上がりです。
カードケースの内側の様子です。
カードケースは、写真のように紙箱に入れてお届けいたします。
お問い合わせ
お心に響く品がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。「作品名」と「個数」をご連絡いただければ、折り返しお見積りをいたします。
便利な世の中にあってすこしお手間は掛かりますが、「加賀友禅 大久保 和小物」の品々がみなさまのお手元に届けば幸いにございます。
便利な世の中にあって、すこしお手間は掛かりますが、「加賀友禅 大久保 和小物」の品々が、みなさまのお手元に届けば幸いにございます。